私が修業した塗装会社・・・

私が修業した塗装会社は、親方と親方のお兄さんが大変すばらしい塗装職人でした

もともと漆の職人家柄で幼い頃から刷毛を握っていたとの事でした。

その刷毛のさばきは、誰もまねできないような魔法の手のように見えたものです。

そんな腕のよい親方の会社で修行しているときに見た物件がフッ素で塗ったテナントビルでした。

親方が「やっぱりフッ素はすごいなー」と言っているのを覚えています。

私は、フッ素もシリコンもあまり詳しくなかったので、ただ聞いていただけでしたが

その建物は外壁がパネルでできていてパネル同士の間にはコーキングが打ってありました

よく建物を見てみるとパネルに塗ってある所はやはり凄く綺麗ですし、雨だれもクリーニングすれば無くなる程度でした。

しかし、コーキングの箇所はひび割れてて、フッ素の塗膜もわれていました。

親方が「やっぱりコーキングは割れたか」と寂びそうにいっていました。

コーキングは弾力性をなくすと極端に硬化し建物の揺れなど伸縮で割れてくるといっていました。

それだけにコーキングが持ってくれれば、なんてすばらしい塗料なのかと思ったものです。

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